パイナップルのような花を咲かせる夏にぴったりの球根植物。学名のユーコミスは属名をエウコミスとも言いギリシア語で「美しい頭の毛」という意味。確かに！花茎の先の小さな葉は髪の毛に見えますね。

春になると四角い箱の中に売られるオランダ産のポット植えアマリリスをよく店頭で
みかけます。あんな小さな箱、鉢の中から、その２倍も３倍もの大きさの
花をすくっとのびた太いみずみずしい茎から咲かせます。

赤や、紫のはっきりとした鮮やかな色合いに似合わぬ透けそうな薄い花びらと
濃い雌しべと雄しべ。

球根植物らしい、大きなつぼみもかわいらしい春の花。

早春の香りの花といえば、フリージア。

そそとした葉から出るつつましい麦の穂のような形をしたつぼみ。愛らしい花は、しなやかな首をそるように次々に花を咲かせます。

春の一番香りの良い花といえば・・・。一二を争うのがこの水仙ではないでしょうか？
ご覧の品種は八重のもので、一番ポピュラーな日本水仙とはひと味違い、清楚な水仙の趣と、まるでプルメリアのような黄色のラインのはいった花びらのひろがりが同居するなんとも美しい水仙です。