香りの高いこの花は。

春先に遠くからでもわかる、すっきりと柑橘系の香りを思わせるさわやかなその香り。

1年中緑を絶やさず、丈夫で、コンパクトに樹形がまとまるこの木は

生け垣などに人気の花木です。

さあ、ベランダで育てたこの木はいったん何でしょう?

ベランダにある沈丁花

実は・・・・・

ベランダにある沈丁花

沈丁花(ジンチョウゲ)
読みにくいこの名前も、その香りと一緒に覚えれば忘れられません。

室町時代に渡来した中国原産のこの木は、春(3月頃)になると、白いまたは外側がピンクの小さな花を枝の先にたばになるようにつけます。
沈香(ジンコウ)・・・東南アジア諸国の密林で沈丁花科アキラリア属の喬木から採取される香木
の香りに似ているというところから、この名がついたと言われております。

コンパクトに、丸いシルエットで仕立てて、つらなって生け垣につかう、
または生け垣の中のアクセントに使う等が
ポピュラーですが
ベランダで育てる場合は、丸いシルエットではどうしてもそれだけでボリュームが
出てしまい、狭いスペースを占領してしまいます。

そんなときは思い切って、こんな形。
外に出ている2本を剪定せずそのままのばし、
まるで木がピースをしているかのように仕立てました。

これで、高さとユニークさがでるひと味違った沈丁花の出来上がり。

高さがあると、香りも一層漂います。
ぜひお試しあれ!


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